2015年01月12日
SCOTCH GRAIN スコッチグレインについて考える
スコッチグレインレザーとは革の表面にブツブツした
エンボス加工を施した革のこと。
しかしこの記事でのスコッチグレインは、そのスコッチ
グレインレザーにちなんで名付けられた、ヒロカワ製靴
のブランド、スコッチグレインを指します。
ヒロカワ製靴の名前が示す通り、日本の靴メーカー
です。そんなの知ってるよ、と思う方も多い事でしょう。
私もそれなりの数を所有しています。今回はこの
スコッチグレインについて思うところを述べて行こうかと。
大学生の頃は正直、見向きもしないくらいの靴でした。
スコッチグレインと言えば、オッサン御用達という負の
イメージ。4,50代くらいの、ファッションに疎いけど小金
を持っている中小企業の次長クラスが履くような(笑)
そんな私が社会人になりたての頃の話ですが、革靴
自体は相当数持っていたものの、ビジネス用の靴が
不足していた私はリーガルのファミリーセールで手に
入れた安靴をメインにローテーションを組んでいました。
しかし半日以上履きっぱなしとなると、ラバーソールの
せいか、靴の中はムレムレ。ガラス仕上げの革もイマ
イチな感じで2年もすると相当ヘタってきていました。
そこへひょんなことからスコッチグレインの靴を手に
入れることとなります。オリンピックの中落合店で、
15,000円位で売られていたのが目についたのです。
コレがそのストレートチップ。
雨の日も履いていたのでかなりヘタっています。訳
あって休養中ですが、完全雨専用モデルとして使う
のもいいなと企んでいます。
私の歩き方はレザーソールのつま先がすぐに削れて
しまうのですが、スコッチグレインのレザーソールは
つま先がゴムであらかじめ補強してあります。
ま、そこがオッサン臭かった訳ですが、背に腹は代え
られず、完全実用重視ということで、購入してみました。
靴としては悪くないと感じました。つま先の補強ゴムも、
中物のスポンジも、穴の開いたライナー革も、実用と
割り切ればそれほど気になるものではないし。第一、
見えないし(笑)パッと見はそれなりに見えますしね。
それまで履いていたガラス革の安いリーガルと比べれば
頑丈そうだし、手入れもし甲斐があるし、修理もできるし、
良い選択だったかなと思いました。
ただ一つ、気になった点がありました。それはサイズ。
私は英国靴では基本8.5ですが、スコッチグレインでは
26cmを履いています。
これが、緩い。
どうにもこうにも緩いのです。幅、甲、踵、すべてが緩い。
何故にこんなに緩いのかと思ってしまうほどです。
かと言ってサイズを25.5cmに落とすと、つま先が
当たりまくりで履けたものじゃない・・・。
だったらインソールでも入れればいいじゃないと思われる
かも知れませんが、私は無類のインソール嫌い。いや、
革靴のサイズを合わせるためのインソールが大嫌いなの
です。スニーカーはいいのですが(苦笑)
現在手元にあるスコッチグレインはコレくらい。
会社に置いてあるのやら、履きそうもないから仕舞い
込んだのやら、探せばあと5足くらいあります。売ったり、
ダメにしたりしたのを合わせると、相当な数になります(笑)
ところが私の足にビシッと足に合う靴はありません。
たまに比較的フィットするものがある、といったところ。
スコッチグレインの中で一番気に入ってるのがコレ。
外羽根のストレートチップ。浅草であったファミリーセール
で確か16,800円だったと記憶しています。フィット感も
良くはないけど悪くも無く、まずまず。
細身と言われるアークウエストもありますが・・・、
ホントに細身なの?と疑いたくなるレベル。普通の
モデルと変わらないくらい甲、幅、踵ともに緩い。見た目は
悪くないんだけど。ホントに勿体ない。
内羽根のモデルは羽がピタッとくっついてもユルユル
という有様です。
厚手の靴下でようやくフィットするんですけど、この靴と
厚手の靴下ってどう考えてもミスマッチだし・・・。
スコッチグレインの靴が緩いということは、様々なところで
言われていることですので、ヒロカワ製靴さんには是非
考えて欲しいところです。日本における究極のビジネス
シューズになれる可能性を秘めているのに何て勿体ない
事だろうと個人的には思うのですが。
ということで、私にとってスコッチグレインはユルい
靴というイメージから抜け出せません。すごい靴では
ないけど、悪い靴じゃないし、靴メーカーとしての
姿勢も嫌いじゃないのに。日本製が大好きな私としては
非常に残念なお話です。
幅の選択肢を増やしてもらえたらな、と心から思う
次第です。そうすれば、高級な英国靴とはまた違った
土俵で戦えると思うんですけど、どうでしょうか。
散々けなしてきましたが、私、スコッチグレインが嫌いな
訳ではありません。むしろ応援しているくらいです。決して
スコッチグレインを貶めようなどという悪い考えは持って
いませんので悪しからず。
一度でいいから「キュッ」と締まったスコッチグレインの
靴を履いてみたいと思うのは私だけではないはずです。
エンボス加工を施した革のこと。
しかしこの記事でのスコッチグレインは、そのスコッチ
グレインレザーにちなんで名付けられた、ヒロカワ製靴
のブランド、スコッチグレインを指します。
ヒロカワ製靴の名前が示す通り、日本の靴メーカー
です。そんなの知ってるよ、と思う方も多い事でしょう。
私もそれなりの数を所有しています。今回はこの
スコッチグレインについて思うところを述べて行こうかと。
大学生の頃は正直、見向きもしないくらいの靴でした。
スコッチグレインと言えば、オッサン御用達という負の
イメージ。4,50代くらいの、ファッションに疎いけど小金
を持っている中小企業の次長クラスが履くような(笑)
そんな私が社会人になりたての頃の話ですが、革靴
自体は相当数持っていたものの、ビジネス用の靴が
不足していた私はリーガルのファミリーセールで手に
入れた安靴をメインにローテーションを組んでいました。
しかし半日以上履きっぱなしとなると、ラバーソールの
せいか、靴の中はムレムレ。ガラス仕上げの革もイマ
イチな感じで2年もすると相当ヘタってきていました。
そこへひょんなことからスコッチグレインの靴を手に
入れることとなります。オリンピックの中落合店で、
15,000円位で売られていたのが目についたのです。
コレがそのストレートチップ。
雨の日も履いていたのでかなりヘタっています。訳
あって休養中ですが、完全雨専用モデルとして使う
のもいいなと企んでいます。
私の歩き方はレザーソールのつま先がすぐに削れて
しまうのですが、スコッチグレインのレザーソールは
つま先がゴムであらかじめ補強してあります。
ま、そこがオッサン臭かった訳ですが、背に腹は代え
られず、完全実用重視ということで、購入してみました。
靴としては悪くないと感じました。つま先の補強ゴムも、
中物のスポンジも、穴の開いたライナー革も、実用と
割り切ればそれほど気になるものではないし。第一、
見えないし(笑)パッと見はそれなりに見えますしね。
それまで履いていたガラス革の安いリーガルと比べれば
頑丈そうだし、手入れもし甲斐があるし、修理もできるし、
良い選択だったかなと思いました。
ただ一つ、気になった点がありました。それはサイズ。
私は英国靴では基本8.5ですが、スコッチグレインでは
26cmを履いています。
これが、緩い。
どうにもこうにも緩いのです。幅、甲、踵、すべてが緩い。
何故にこんなに緩いのかと思ってしまうほどです。
かと言ってサイズを25.5cmに落とすと、つま先が
当たりまくりで履けたものじゃない・・・。
だったらインソールでも入れればいいじゃないと思われる
かも知れませんが、私は無類のインソール嫌い。いや、
革靴のサイズを合わせるためのインソールが大嫌いなの
です。スニーカーはいいのですが(苦笑)
現在手元にあるスコッチグレインはコレくらい。
会社に置いてあるのやら、履きそうもないから仕舞い
込んだのやら、探せばあと5足くらいあります。売ったり、
ダメにしたりしたのを合わせると、相当な数になります(笑)
ところが私の足にビシッと足に合う靴はありません。
たまに比較的フィットするものがある、といったところ。
スコッチグレインの中で一番気に入ってるのがコレ。
外羽根のストレートチップ。浅草であったファミリーセール
で確か16,800円だったと記憶しています。フィット感も
良くはないけど悪くも無く、まずまず。
細身と言われるアークウエストもありますが・・・、
ホントに細身なの?と疑いたくなるレベル。普通の
モデルと変わらないくらい甲、幅、踵ともに緩い。見た目は
悪くないんだけど。ホントに勿体ない。
内羽根のモデルは羽がピタッとくっついてもユルユル
という有様です。
厚手の靴下でようやくフィットするんですけど、この靴と
厚手の靴下ってどう考えてもミスマッチだし・・・。
スコッチグレインの靴が緩いということは、様々なところで
言われていることですので、ヒロカワ製靴さんには是非
考えて欲しいところです。日本における究極のビジネス
シューズになれる可能性を秘めているのに何て勿体ない
事だろうと個人的には思うのですが。
ということで、私にとってスコッチグレインはユルい
靴というイメージから抜け出せません。すごい靴では
ないけど、悪い靴じゃないし、靴メーカーとしての
姿勢も嫌いじゃないのに。日本製が大好きな私としては
非常に残念なお話です。
幅の選択肢を増やしてもらえたらな、と心から思う
次第です。そうすれば、高級な英国靴とはまた違った
土俵で戦えると思うんですけど、どうでしょうか。
散々けなしてきましたが、私、スコッチグレインが嫌いな
訳ではありません。むしろ応援しているくらいです。決して
スコッチグレインを貶めようなどという悪い考えは持って
いませんので悪しからず。
一度でいいから「キュッ」と締まったスコッチグレインの
靴を履いてみたいと思うのは私だけではないはずです。