2014年01月05日
ロイドフットウェアと私
記事にもしましたが、先日、久々にロイドフットウェアで靴を
購入しました。購入するにあたって色々調べていたら、ロイドに
関する事が書きたくなってしまって、こんな記事を書いて
しまいました。
ほとんど自分の中での妄想みたいなものなので、興味の
ない人は読まないでください(笑)。異論は認めません(笑)
これに関してはコメントもいりません(笑)。
私がロイドフットウェアの存在を初めて知ったのは今から
20年以上前、高校生の時です。当時の新潟には、
ビームスとシップス、地元のA.SMITHがあったくらいで、
服や靴に関して良い店が少なく、雑誌を見ては溜息をつく
毎日。ロイドに対する憧れは募るばかりでした。
(今思えば当時あった古町のETON HOUSEにロイドが
置いてあったのかもしれませんが・・・)
初めてロイドで靴を購入したのは95年。大学生になり、
上京した年です。手に入れたのは今は亡きドクター
マーチンソールのプレーントウでした。見本のソック
シートには「LLOYD」の文字がありましたが、実際の
商品には、「Dr.MARTIN」としか書かれてなくて非常に
ガッカリしました(笑)
その際、私は自分の足が幅広いことを伝えると、髭の
店員さんは「そんなことはない。長さはあるけど、むしろ
細い方です」と言ってくれました。それを聞いて「ひょっと
したらあのシャープでカッコいいクロケットが履けるかも・・・」
と希望を抱いた覚えがあります。
さて、そんな思い出のロイドですが、様々なところで絶賛
されています。その素晴らしい点としてよく挙げられるのは
下記の3点ではないでしょうか。
①接客、フィッティングが素晴らしい
②商品のクオリティが非常に高い
③値段が安い
しかし、私はそうは思わないんです。
まず①について。フィッティングが素晴らしい、と言っても
3万円のストレートチップを買いに行ったら、足に合うのが
5万円のプレーントウだった、なんていう話はロイドには
良くある話だと思います。ウィズを揃えているわけではない
から結局、足に合うのは自分が欲しくない形だったりする。
合わない靴を無理に薦めない姿勢は流石と思いますが。
そして②について。ロイドが自前の工場で靴を作っているわけ
ではありません。ということは、発注先メーカーのクオリティでしか
ないワケで、ロイドだからクオリティが高いとか、そういう話は
あり得ないと思っています。
そして③について。確かに他店のプロパー価格と比べれば
比較的手ごろかもしれませんが、今日日ネット通販やら
個人輸入やら、靴を入手する色んな手段があるわけで、
手ごろ感も昔ほど無くなってきたように思います。まあ、
正直な話、輸入代理店がボッタくってるんでしょうけど。
とまあ、かなり批判的なことを書いているようですが、私は
ロイドフットウェア、大好きです。何せこんな記事を書くくらい
ですから(笑)
では何で好きなのか?
それは「靴に対する姿勢」です。
これに尽きると思います。
何年ぶりかに行ったロイドは、私が初めてロイドに行った
19年前と何も変わっていなかった。コレは凄いことですよ。
正直感動すら覚えました。おそらく10年後も数十年後も
変わらないのだと思います。
とかくこういった業界は流行りものが幅を利かせることが
多いですし、本国のメーカーが流行に踊らされている感が
否めない中、頑なに古き良き英国靴にこだわるその姿勢、
これがロイドのロイドたる所以だと、私は考えるわけです。
クオリティとか値段とか、そんな簡単なもんじゃない。ある意味
英国靴メーカーより英国らしいのだ。変わらないこと、流行に
踊らされないことの凄さ。創業以来の一貫した姿勢。それが
ロイドの本質なのではないかと思っています。
そんな私はロイドの靴は3足しか所有していませんし、
マスターロイドも持っていません。なので私がロイドを語る
資格なんか無いかもしれません。ロイドに思い入れの
ある方は沢山おられるかと思います。異論も山のように
あることでしょう。でも私にとってロイドはこういう店です。
ずーっとこのまま、続けていって欲しい。流行にとらわれず、
デパートやセレクトショップにも負けず、未来永劫頑張って
行って欲しい。少なくとも私が死ぬまでは(笑)
17年位前に買ったチャッカーブーツ。

ホワイト社製?二十歳の誕生日に買ったような・・・。
10年以上前にオークションで落札したストレートチップ。

アルフレッド・サージェント製。いまだに履いてない(苦笑)
先日買ったストレートチップ。

チーニー製。
こんな記事書くと、また欲しくなってしまいますね。困った(苦笑)
それにしても当時はエドワード・グリーン製のマスターロイドが
59,000円だったんだよなあ。無理して買っておけばよかった・・・。
購入しました。購入するにあたって色々調べていたら、ロイドに
関する事が書きたくなってしまって、こんな記事を書いて
しまいました。
ほとんど自分の中での妄想みたいなものなので、興味の
ない人は読まないでください(笑)。異論は認めません(笑)
これに関してはコメントもいりません(笑)。
私がロイドフットウェアの存在を初めて知ったのは今から
20年以上前、高校生の時です。当時の新潟には、
ビームスとシップス、地元のA.SMITHがあったくらいで、
服や靴に関して良い店が少なく、雑誌を見ては溜息をつく
毎日。ロイドに対する憧れは募るばかりでした。
(今思えば当時あった古町のETON HOUSEにロイドが
置いてあったのかもしれませんが・・・)
初めてロイドで靴を購入したのは95年。大学生になり、
上京した年です。手に入れたのは今は亡きドクター
マーチンソールのプレーントウでした。見本のソック
シートには「LLOYD」の文字がありましたが、実際の
商品には、「Dr.MARTIN」としか書かれてなくて非常に
ガッカリしました(笑)
その際、私は自分の足が幅広いことを伝えると、髭の
店員さんは「そんなことはない。長さはあるけど、むしろ
細い方です」と言ってくれました。それを聞いて「ひょっと
したらあのシャープでカッコいいクロケットが履けるかも・・・」
と希望を抱いた覚えがあります。
さて、そんな思い出のロイドですが、様々なところで絶賛
されています。その素晴らしい点としてよく挙げられるのは
下記の3点ではないでしょうか。
①接客、フィッティングが素晴らしい
②商品のクオリティが非常に高い
③値段が安い
しかし、私はそうは思わないんです。
まず①について。フィッティングが素晴らしい、と言っても
3万円のストレートチップを買いに行ったら、足に合うのが
5万円のプレーントウだった、なんていう話はロイドには
良くある話だと思います。ウィズを揃えているわけではない
から結局、足に合うのは自分が欲しくない形だったりする。
合わない靴を無理に薦めない姿勢は流石と思いますが。
そして②について。ロイドが自前の工場で靴を作っているわけ
ではありません。ということは、発注先メーカーのクオリティでしか
ないワケで、ロイドだからクオリティが高いとか、そういう話は
あり得ないと思っています。
そして③について。確かに他店のプロパー価格と比べれば
比較的手ごろかもしれませんが、今日日ネット通販やら
個人輸入やら、靴を入手する色んな手段があるわけで、
手ごろ感も昔ほど無くなってきたように思います。まあ、
正直な話、輸入代理店がボッタくってるんでしょうけど。
とまあ、かなり批判的なことを書いているようですが、私は
ロイドフットウェア、大好きです。何せこんな記事を書くくらい
ですから(笑)
では何で好きなのか?
それは「靴に対する姿勢」です。
これに尽きると思います。
何年ぶりかに行ったロイドは、私が初めてロイドに行った
19年前と何も変わっていなかった。コレは凄いことですよ。
正直感動すら覚えました。おそらく10年後も数十年後も
変わらないのだと思います。
とかくこういった業界は流行りものが幅を利かせることが
多いですし、本国のメーカーが流行に踊らされている感が
否めない中、頑なに古き良き英国靴にこだわるその姿勢、
これがロイドのロイドたる所以だと、私は考えるわけです。
クオリティとか値段とか、そんな簡単なもんじゃない。ある意味
英国靴メーカーより英国らしいのだ。変わらないこと、流行に
踊らされないことの凄さ。創業以来の一貫した姿勢。それが
ロイドの本質なのではないかと思っています。
そんな私はロイドの靴は3足しか所有していませんし、
マスターロイドも持っていません。なので私がロイドを語る
資格なんか無いかもしれません。ロイドに思い入れの
ある方は沢山おられるかと思います。異論も山のように
あることでしょう。でも私にとってロイドはこういう店です。
ずーっとこのまま、続けていって欲しい。流行にとらわれず、
デパートやセレクトショップにも負けず、未来永劫頑張って
行って欲しい。少なくとも私が死ぬまでは(笑)
17年位前に買ったチャッカーブーツ。
ホワイト社製?二十歳の誕生日に買ったような・・・。
10年以上前にオークションで落札したストレートチップ。
アルフレッド・サージェント製。いまだに履いてない(苦笑)
先日買ったストレートチップ。
チーニー製。
こんな記事書くと、また欲しくなってしまいますね。困った(苦笑)
それにしても当時はエドワード・グリーン製のマスターロイドが
59,000円だったんだよなあ。無理して買っておけばよかった・・・。
この記事へのコメント
こんばんは
初めてコメントします。
私は新潟県三条市在住の現在37歳です。記事を読ませていただいたところ、わりと近い世代かとおもいました。
わたしも革靴が好きで、妻や周りにいろいろ語っています。が、まだまだわからないことだらけなのでいろいろ教えていただきたいです。私は11年前(2003年)に銀座のロイドでマスターロイドのストレートチップのホワイトホールを購入しましたが、サイズが大きくて履皺が目立つのがきになって2年前にトゥモローランドでジョンロブのシティを意識した日本製の物に買い換えました。
今のはわりとしっくりきてます。その当時のマスターロイドはどこで作っていたのですか?また、今のマスターロイドはどこ製ですか?最近これだと言うメーカーが見つからず模索中です。でもたまにきになってロイドをチェックしてます。
初めてコメントします。
私は新潟県三条市在住の現在37歳です。記事を読ませていただいたところ、わりと近い世代かとおもいました。
わたしも革靴が好きで、妻や周りにいろいろ語っています。が、まだまだわからないことだらけなのでいろいろ教えていただきたいです。私は11年前(2003年)に銀座のロイドでマスターロイドのストレートチップのホワイトホールを購入しましたが、サイズが大きくて履皺が目立つのがきになって2年前にトゥモローランドでジョンロブのシティを意識した日本製の物に買い換えました。
今のはわりとしっくりきてます。その当時のマスターロイドはどこで作っていたのですか?また、今のマスターロイドはどこ製ですか?最近これだと言うメーカーが見つからず模索中です。でもたまにきになってロイドをチェックしてます。
Posted by ただし at 2014年03月17日 23:48
ただしさん
コメントありがとうございます!私も37歳です(笑)76年でしょうか?
マスターロイドの件ですが、サイズが大きかったとのことで、
残念でしたね。でもサイズが合っているのが一番と思います。
私はサイズの合ってないアルマーニのスーツよりもビシッと
サイズの合った青山のスーツの方がカッコいいと思う人間なんです。
最近では日本製のしっかりした靴も増えましたよね。
ただしさんが購入されたマスターロイドはクロケット&ジョーンズ製
ですね。現在のマスターロイドも同じくクロケット製です。同じクロケット
でもハンドグレードラインという高級な方です。ホワイトホールという
同じモデルがあるはずです。マスターロイドがグリーン製だったのは
かなり前の話でして、90年代後半だったかな?定かではありません。
買収とか、品質低下とか、色々あったようです。詳しいことはネットで
検索すると出てくるかと思います。
今丁度そのクロケットに関する記事を書いておりまして、近々アップ予定
ですので、暇があったらまた遊びに来てください。今後ともよろしくです。
ああ、私もマスターロイド欲しくなっちゃいましたよ(笑)
コメントありがとうございます!私も37歳です(笑)76年でしょうか?
マスターロイドの件ですが、サイズが大きかったとのことで、
残念でしたね。でもサイズが合っているのが一番と思います。
私はサイズの合ってないアルマーニのスーツよりもビシッと
サイズの合った青山のスーツの方がカッコいいと思う人間なんです。
最近では日本製のしっかりした靴も増えましたよね。
ただしさんが購入されたマスターロイドはクロケット&ジョーンズ製
ですね。現在のマスターロイドも同じくクロケット製です。同じクロケット
でもハンドグレードラインという高級な方です。ホワイトホールという
同じモデルがあるはずです。マスターロイドがグリーン製だったのは
かなり前の話でして、90年代後半だったかな?定かではありません。
買収とか、品質低下とか、色々あったようです。詳しいことはネットで
検索すると出てくるかと思います。
今丁度そのクロケットに関する記事を書いておりまして、近々アップ予定
ですので、暇があったらまた遊びに来てください。今後ともよろしくです。
ああ、私もマスターロイド欲しくなっちゃいましたよ(笑)
Posted by nd
at 2014年03月18日 22:23

はじめまして。50歳になりました。
1990年頃だったと思いますが、京都のロフトマンというショップでエドワードグリーン製のチャッカブーツ(アイレットは3つ)を購入しました。たしか\70,000だったと記憶しています。
当時チャッカブーツがあまり出回っていなくて、取り寄せで購入したために、形が気に入らず、それに高価だったので滅多に履かなかったのですが、さすがに25年も経つと「履かないともったいない。」という思いが強くなって、ソールをあえてビブラムの#100に交換しました。革も馴染んでいなかったのでミンクオイルを塗り、週に1、2回履いているとなかなか良い具合に馴染んできました。昔履いている時にとてつもなく足が痛くなって、足を引きずって帰った事もありましたが、今まで馴染ますのに一番手間暇が掛ったですね。
でもソールを交換する際に靴屋の若者から「コレ、グリーン製でしょ?良い靴ですよね。」と言われた時には、買っといて良かったなと思いましたね。
1990年頃だったと思いますが、京都のロフトマンというショップでエドワードグリーン製のチャッカブーツ(アイレットは3つ)を購入しました。たしか\70,000だったと記憶しています。
当時チャッカブーツがあまり出回っていなくて、取り寄せで購入したために、形が気に入らず、それに高価だったので滅多に履かなかったのですが、さすがに25年も経つと「履かないともったいない。」という思いが強くなって、ソールをあえてビブラムの#100に交換しました。革も馴染んでいなかったのでミンクオイルを塗り、週に1、2回履いているとなかなか良い具合に馴染んできました。昔履いている時にとてつもなく足が痛くなって、足を引きずって帰った事もありましたが、今まで馴染ますのに一番手間暇が掛ったですね。
でもソールを交換する際に靴屋の若者から「コレ、グリーン製でしょ?良い靴ですよね。」と言われた時には、買っといて良かったなと思いましたね。
Posted by まさや at 2014年12月15日 02:06
まさやさん
はじめまして!コメントありがとうございます!
25年前のグリーン製!いいですね。今となっては貴重です。
25年前ということは25歳の時に購入されたことになりますが、
良い買い物ですよね。私も若いときに頑張って買っておけば
よかったと後悔しています。
実は私も「履かないともったいない」と思うようになりまして、
履かずに仕舞っている靴達をちゃんと履いてやろうと企んで
いるところです。
25年前のグリーン製ロイド、ほんとに羨ましいです。私が言うのも
ナンですが、可愛がってあげてください。是非その靴の画像が
見たいです。
内容の薄いブログですが今後ともよろしくお願い致します!
はじめまして!コメントありがとうございます!
25年前のグリーン製!いいですね。今となっては貴重です。
25年前ということは25歳の時に購入されたことになりますが、
良い買い物ですよね。私も若いときに頑張って買っておけば
よかったと後悔しています。
実は私も「履かないともったいない」と思うようになりまして、
履かずに仕舞っている靴達をちゃんと履いてやろうと企んで
いるところです。
25年前のグリーン製ロイド、ほんとに羨ましいです。私が言うのも
ナンですが、可愛がってあげてください。是非その靴の画像が
見たいです。
内容の薄いブログですが今後ともよろしくお願い致します!
Posted by nd
at 2014年12月17日 07:17
