ロイドフットウェアと私

nd

2014年01月05日 13:59

記事にもしましたが、先日、久々にロイドフットウェアで靴を
購入しました。購入するにあたって色々調べていたら、ロイドに
関する事が書きたくなってしまって、こんな記事を書いて
しまいました。



ほとんど自分の中での妄想みたいなものなので、興味の
ない人は読まないでください(笑)。異論は認めません(笑)
これに関してはコメントもいりません(笑)。



私がロイドフットウェアの存在を初めて知ったのは今から
20年以上前、高校生の時です。当時の新潟には、
ビームスとシップス、地元のA.SMITHがあったくらいで、
服や靴に関して良い店が少なく、雑誌を見ては溜息をつく
毎日。ロイドに対する憧れは募るばかりでした。
(今思えば当時あった古町のETON HOUSEにロイドが
置いてあったのかもしれませんが・・・)



初めてロイドで靴を購入したのは95年。大学生になり、
上京した年です。手に入れたのは今は亡きドクター
マーチンソールのプレーントウでした。見本のソック
シートには「LLOYD」の文字がありましたが、実際の
商品には、「Dr.MARTIN」としか書かれてなくて非常に
ガッカリしました(笑)



その際、私は自分の足が幅広いことを伝えると、髭の
店員さんは「そんなことはない。長さはあるけど、むしろ
細い方です」と言ってくれました。それを聞いて「ひょっと
したらあのシャープでカッコいいクロケットが履けるかも・・・」
と希望を抱いた覚えがあります。



さて、そんな思い出のロイドですが、様々なところで絶賛
されています。その素晴らしい点としてよく挙げられるのは
下記の3点ではないでしょうか。

①接客、フィッティングが素晴らしい
②商品のクオリティが非常に高い
③値段が安い

しかし、私はそうは思わないんです。



まず①について。フィッティングが素晴らしい、と言っても
3万円のストレートチップを買いに行ったら、足に合うのが
5万円のプレーントウだった、なんていう話はロイドには
良くある話だと思います。ウィズを揃えているわけではない
から結局、足に合うのは自分が欲しくない形だったりする。
合わない靴を無理に薦めない姿勢は流石と思いますが。



そして②について。ロイドが自前の工場で靴を作っているわけ
ではありません。ということは、発注先メーカーのクオリティでしか
ないワケで、ロイドだからクオリティが高いとか、そういう話は
あり得ないと思っています。



そして③について。確かに他店のプロパー価格と比べれば
比較的手ごろかもしれませんが、今日日ネット通販やら
個人輸入やら、靴を入手する色んな手段があるわけで、
手ごろ感も昔ほど無くなってきたように思います。まあ、
正直な話、輸入代理店がボッタくってるんでしょうけど。



とまあ、かなり批判的なことを書いているようですが、私は
ロイドフットウェア、大好きです。何せこんな記事を書くくらい
ですから(笑)



では何で好きなのか?



それは「靴に対する姿勢」です。



これに尽きると思います。



何年ぶりかに行ったロイドは、私が初めてロイドに行った
19年前と何も変わっていなかった。コレは凄いことですよ。
正直感動すら覚えました。おそらく10年後も数十年後も
変わらないのだと思います。



とかくこういった業界は流行りものが幅を利かせることが
多いですし、本国のメーカーが流行に踊らされている感が
否めない中、頑なに古き良き英国靴にこだわるその姿勢、
これがロイドのロイドたる所以だと、私は考えるわけです。




クオリティとか値段とか、そんな簡単なもんじゃない。ある意味
英国靴メーカーより英国らしいのだ。変わらないこと、流行に
踊らされないことの凄さ。創業以来の一貫した姿勢。それが
ロイドの本質なのではないかと思っています。



そんな私はロイドの靴は3足しか所有していませんし、
マスターロイドも持っていません。なので私がロイドを語る
資格なんか無いかもしれません。ロイドに思い入れの
ある方は沢山おられるかと思います。異論も山のように
あることでしょう。でも私にとってロイドはこういう店です。



ずーっとこのまま、続けていって欲しい。流行にとらわれず、
デパートやセレクトショップにも負けず、未来永劫頑張って
行って欲しい。少なくとも私が死ぬまでは(笑)



17年位前に買ったチャッカーブーツ。

ホワイト社製?二十歳の誕生日に買ったような・・・。



10年以上前にオークションで落札したストレートチップ。

アルフレッド・サージェント製。いまだに履いてない(苦笑)



先日買ったストレートチップ。

チーニー製。



こんな記事書くと、また欲しくなってしまいますね。困った(苦笑)



それにしても当時はエドワード・グリーン製のマスターロイドが
59,000円だったんだよなあ。無理して買っておけばよかった・・・。



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